今回は、Janitza社のマルチメータへの配線接続の紹介です!
必要となる配線は、下図の赤枠部になります。制御電源、VT, CT入力、LAN配線(イーサネット)があれば、SMA製パワコン、データマネージャとの自家消費システムが組めます。
今回の記事で使わせていただきました図は、Janitza社のカタログ「Doc. no.: 2.500.121.3」2019年7月発行版、取扱説明書 兼 技術データと題された User manual and technical data「Doc. no. 1.033.059.6.m」 2021年3月発行版になります。
下記リンクがダウンロードセンターになります。
https://www.janitza.com/download-center.html
日本語はありませんので、日本語がほしいかたは鶴田電機様より購入しましょう。
英文でOKという方や、弊社の関連記事を読めば大丈夫という方、Janitza社のマルチメータ機器+設定まで含めて依頼したいという方は弊社からもぜひどうぞ。
まずは全体をみていきましょう。右上に制御電源入力端子、LANの端子は中段左、CT, VT接続端子は下部になります。
配線の一例です。こんな感じで配線すればOKです。
それでは各端子への接続を解説していきます!!
制御電源(14番、15番端子(本体右上))
型番により、制御電源入力の電圧種別・範囲が異なります。
必ずJanitza(ヤニッツァ)社の最新の情報や、銘板などで制御電源仕様をご確認ください。
弊社では、下記型番をAC100V, DC24V品として扱っています。
型番52.16.202: AC95~240 V
型番52.16.222: DC20~70 V
以前、下記のブログでも触れましたが、特に極性の表示がありません。
https://www.unlimited-energy-works.com/letsdoselfconsumption-no2/
DCはどちらをプラス・マイナスにつないでも動きます(笑)
AC100Vの場合でも、どちらをL1にしても動くと思いますが、カタログには15番端子がL1になっていますので、一応、合わせておきましょう。
電圧(VT)入力端子(端子番号9~13)
日本で高圧受電している場合、三相3線方式が一般的で、VTを介して6.6kV / 110V になっていることが、ほとんどかと思います。
その場合、赤枠部の接続となります。注意点としては、この取説の表記、なぜか左からN, L1, L2, L3, L4 なんです。本体は左からL1, L2, L3, L4, N になっていますので、ご注意ください。
地球の重力に魂が引かれていると、こういう発想になるのかもしれません。
電流(CT)入力端子(端子番号1~8)
続いて、CTの配線
こちらは本体の端子配置と同じく、左からI1, I2, I3, I4になっています。三相3線式の場合、I1, I3へ接続すればOKです。
LAN配線
LANポートは1つしかありませんので、渡り配線はできません。
ポートは金属製コネクタに対応しております。ポートの内側に爪らしきものが見えると思います。これにてLANケーブル側の金属コネクタと電気的に接続されます。
LANケーブルは、ノイズ対策として主回路から離して施工するのが基本。また、あとから引き回すのも大変なので、LANケーブルはシールド付きで、金属製コネクタのご使用をおススメします。
逆潮流制御するための測定した電力データを高精度・高速にデータマネージャに伝えるためにも通信回路のノイズ対策は気を付けてください。
通信についても施工の注意点や、イーサネットとRS485の比較など、別途、ご紹介したいと考えております。
以上、端子への接続の話でした!
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