いよいよ自家消費の世界へ! 第1回

今まで個別機器の話が続きましたが、いよいよSMAの自家消費の設定について解説したいと思います。今回はEDMM(データマネージャー)のデジタルインプットを活用した設定をまずはご紹介いたします。

電力需要が明確にパターン化しているのであれば、タイムスイッチにEDMM(データマネージャー)の組み合わせが最安になります。
その代わり高度な制御はできません。いや、まぁ、デジタル入力信号を増やせば16パターンまで入るので、ある意味、自由度は高いっちゃ高いですね。

一例ですが、昼休み前後や終業前の時間に負荷が少なくなると思います。
そこで、下記時間にタイムスイッチで接点をONすることにより、出力制御を仕掛けます。
・昼休み前後の15分
・終業15分前

タイムスイッチは複数接点を持つものがあるので、平日運用の他に、週末は20%出力上限と割り付けるのもアリかと思います。

そして、気になる出力制御した結果がコチラ(図1, 2)。50%出力制限した波形です。

図1 有効電力 接点制御 50% (1)
図2 有効電力 接点制御 50% (2)


結構いい感じに制御されております。8.73kW のシステム容量なので、4.365kW に制限されているとよいのですが、図では4.62kWと、設定値の約6%増ですね。制御の誤差にしては大きいような。。。パワコンはSunny Boy 5400の5.4kWタイプになります。システム容量ではなく、各パワコンの容量に対して50%の出力制御がかかっているのかもしれません。出力下げた制御をすれば、もう少しはっきり見えると思います。

図3 有効電力制御なし

図3は、有効電力制御をかけていない波形です。これを図2と比較すると屋根側は出力制御がかかっていますが、カーポート側は制御がかかっていないようですね。

ちなみに、パネル容量とパワコン容量は下記です。
屋根:DC 7.25kW, AC 5.4kW
カーポート: DC 3.33kW, AC 5.4kW

次回はデジタル接点制御の具体的な設定を紹介します!

久しぶりの更新ですが、この間、ブログを見ていらっしゃる方々からフィードバックを直接受ける機会があり、嬉し恥ずかし、モチベーション上がりと、ブログに書いてきてよかったです。もう少し、具体的に設定などに踏み込んだ内容や、紹介している機器を習熟するためのレンタルや、機器一式を販売できるよう進めます。引き続き、皆様どうぞよろしくお願いいたします。

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