早速やろう自家消費!第6回

今回は太陽光発電の中核を担うパワコン選定についてご説明いたします!
選定ポイントはいろいろあるので悩みましたが、発電してナンボなので、まずは発電量の観点から考えていきたいと思います!

1. 屋根上に影は発生しますか?

屋根上の構造物(水タンク、受変電設備、階段、避雷針、アンテナ)隣接した建物、電柱、電線
これらの影がしっかりかかる場合、パワコンはマルチMPPT 機能を持ったものが有利です。ちなみに影の影響が少なければ、MPPTは1つでも全く問題ありません。(MPPTの数が多ければ、発電するという話がありますが、あくまでストリング設計をしやすくなるだけです)

10直列と12直列のように、同じパワコンへの入力であっても直列数の種類をMPPTの数だけ増やすことが可能になり、設計の自由度が広がります。とにかく影がかからないように太陽光パネルを配置するのがポイントです。

とはいえ、敷地に制約のある屋上であれば、影がかかることは必至。せめて、時間帯によって、影のかかるストリングと、かからないストリングに分けてパワコンに入力したいところです。朝、夕方など特定の時間帯以前・以降は思い切って諦めてしまってもよいのです。あくまで自家消費なので、建物の設備が動いている時間帯にしっかり発電すれば本来の目的は達成されるのですから。

薄膜系の太陽光パネルや、バイパスダイオードが倍(通常3個が6個)入っているパネルも影対策にはオススメです。ですが、影がかかれば発電しなくなるのは、どの太陽光パネルも同じなので、どのように影の影響を少なくするかというところをしっかり説明してくれる設計・施工会社に案件を持ち込みたいところです。

2.パワコンはトランスレスですか?

屋根に設置となると、敷地面積に制限があり過積載がしづらい場合があります。過積載率が低いとパネル側の発電量が少なくなるため、パワコンの変換効率が重要です。

パワコンには変圧器を内蔵しているものと、していないものがありますが、変換効率は断然、変圧器なし(トランスレスと呼ばれる)の方が高いです。効率が、3~5%程度、変わってきます。
技術的なメリット、デメリットについては、別の機会に述べたいと思いますが、トランスレス パワコンは変換効率が高く、軽いこともあり各社が広く採用している方式になります。

3. 直流電圧は?

自家消費案件ですと、人が出入りする近くに設置することもあり、低圧で施工することが望ましい場合もあります。低圧パワコンですと、直流電圧の上限が450Vや、600V品が多いのですが、中には750Vを上限としているパワコンもあります。電圧を高めて配線ロスを減らせるパワコン選びというのも1つの観点です。

これらがパワコン選びのお役に立てば幸いです。上記は発電(収益)面に重きをおきましたが、実際は安全面や、メンテナンス性も本当によーく考える必要があります。
なので、次回はもう少し技術よりの話をしたいと思います。

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