魅惑の自家消費の世界にようこそ!!
太陽光をはじめとする再生可能エネルギーの固定買取価格は年々下落していっております。
この固定買取価格制度は、国民負担で成立している制度です。
コストの高い再エネ電力の導入を国民で支えよう!というものです。
おかげさまで、ものすごい勢いで太陽光や風力は発電コストが下がり、更にメーカーや工事会社の努力もあり、年々信頼性の高いものになっていっております。
順調に発電システムコストが下がる一方で、毎月の電力料金に記載されている「再エネ発電賦課金」も順調に増えております。
5年前の2013年度は0.35円kWhだったのが、2018年度は2.9円/kWhです。
ネットで調べると一般家庭でおよそ月額800円前後、年間10000円前後になるみたいですね。
独身世帯で昼間は仕事でいないとかだと、もっと低いと思いますが、300kWh程度使うと賦課金は870円/月ですね。
そもそも、東京電力パワーグリッドのスマートライフプランは、昼間25.33円/kWh、夜間17.46円/kWhなので、これらに占める賦課金の割合は、、、
昼間:2.9/(25.33+2.9)=0.102 → 10.2%
夜間:2.9/(17.46+2.9)=0.142 → 14.2%
10%超になってきます!!
割安な夜間電力を大量消費という生活プランにも賦課金がかかってきます。
そして、固定買取価格制度はまだもう少し続きそうなので、あと15年くらいは下がる気配はありません。
一般家庭だと年額1万円程度ですが、もっと電力を使う方。
例えば、生産設備のある工場や、ビルなどは言わずもがなですが、パン屋(電気窯の場合です)、美容室(推測)など、低圧受電で大いに電力を消費しているお店では、この賦課金の影響もあり、電気料金が以前よりも増えていると感じている方が多いのではないでしょうか。
高圧や特高受電されていない方はぜひ自家消費をご検討ください!
この設備投資は、今後の電気料金・賦課金上昇に対抗できる方策のうちのなかでも、インパクト大です!!
次回は試算してみたいと思います。